ホラー小説 1

まあまあ暑い夏ですし、ちょっと涼しくw



「七人の・・・」


あれは僕が中学3年の時です。
その頃、僕たちの間で心霊スポットやそれらしき所に行くのが流行っていたのです。
僕は霊感があってあまりそういう所には行きませんでした。
ところがある日の夜、友達とご飯を食べに行きました。
ご飯を食べ終わった後、友達の大島が、「おいついでだから、行こうぜ」
突然言い出しす。
皆は、断らなかった。
僕は断ろうとしたが、その場の空気で断れなかった。
嫌な予感がした・・・。
それもひどく・・・。
そう思いながら、自転車をこいだ。
30分ぐらいしてからようやくついた。

真っ暗で、人気もなく、ただ風が静かに吹いている。

兎に角、大島を先導に進み始めた。
進むと、池が見えてきた。
「おい!!」
一人が指を指し、皆が池に向かった。

暗く、月が映っていた。

「何もないなー」
「いないんじゃね?」
辺りを見渡しても何も無かった・・・。
おかしい・・・。
何か違和感だけが残っていた・・・。

そのまま、皆厭きれて帰って行くことにした。
その時であった。
背中が凍りついた。

「・・・」

誰も後ろを振り向こうとはしなかった。
「お、おい」

仕方なく振り向いた。
そこには、真横に並んだ7人が見えた。
僕は酷く脅えた。
まずい!まずい!!
頭から全細胞が逃げろと、叫んだ。

「に、逃げろ・・・」
弱弱しい声で言った。
この時、これが精一杯だったのだ。

だが、僕の頭でこの霊がなんなのか悟った。
「七人みさき・・・」
思わず声を出した。

「七人みさき」とは、7人組で、主に海や川などの水辺に現れるとされる霊である。
七人ミサキに遭った人間は高熱に見舞われ、死んでしまう。
1人を取り殺すと七人ミサキの内の霊の1人が成仏し、替わって取り殺された者が七人ミサキの内の1人となる。
そのために七人ミサキの人数は常に7人組で、増減することはないという。

僕は逃げても無駄だと解った。
そしてこの場にいたのが8人だったことにきずいた。
つまり僕以外の1人が生き残れることだ。

大島がいきなり皆を見た。
「大島・・・?」
突然大島が笑い出した。
「あはははははははwww」
突然のことに皆唖然した。
「お前らバカだなーw まさか本当に来るとはwww」
「え!?」
「お前らは騙されたんだよ!!www」
頭が混乱した。
何がどうだかどうしたのか理解が遅れた。

そんな僕たちの顔を見て言った。
「お前たちをずっと前から殺したかったんだよ!!www」
「でも、殺したら足がつくから、霊に殺させることにしたんだよ!!」
思ってもみなかった・・・。
まさか大島が・・・。

その後、意識を失い
病院に運ばれていた。
僕たち大島以外の7人が原因不明の重体で最先端技術を尽くしても容体は悪化するだけだった。
自分は死ぬんだと確信した。
翌日僕たちは、息を引き取った・・・。



今、僕は6人の霊と一緒に池にさまよっている。

そして、必ず、大島を殺してやる・・・



どうでしたか?
怖かったですか?
意外でしたか?
それとも・・・。

僕、結構小説書くんですよねーw

感想お待ちしてます!!